24節季焙煎法のこと

コーヒーは海外で採れるもの。だから「西洋の飲み物」ですね。
24節季焙煎法は、海外から輸入されたコーヒー原料(生豆)が、
日本の季節・四季を通ると日本独特のコーヒーの旬の味を出すことに注目し、
24節季(72候)を使い、長い月日をかけて編み出した独特の焙煎方法です。
この焙煎法から生み出されるコーヒーは、
「うたを詠むように日本の四季(季節)を珈琲の旬で表現します。」
一度飲んだら忘れられない「コーヒーの味・おいしさ」
ぜひ全国の珈琲ファンの方々に飲んでいただきたいと思います。
24節季焙煎法から誕生する和洋色のコーヒーの薫りは、日本の移り変わる四季折々の風景、
懐かしい故郷の風景などの郷愁感を呼び起こしてくれるかもしれません。
それは日本人が忘れかけていた四季折々を感じる感性を呼び起こすきっかけになるかもしれません。

焙煎機のこと

焙煎機の熱源タイプによるコーヒーの味の説明をさせていただきます。
熱風ガス式焙煎機8kg(ハイブリット型といいましてガスの直火を一度熱風に変えて煎ります。
半熱風ともいいまして完全な熱風だけではなく直火にて焙煎中の窯を温める形もとった構造です。
直火式の窯と熱風式の窯のいいところを兼ね備えたものです。)
コーヒーのあじは・・直火式の窯は深煎りコーヒー(フレンチロースト)の味わいが際立ちます。
直接、ガスの火が網をこえて焙煎中の豆に当たりますので焦げるリスクもありますが(そのため名人級の腕が必要です)
ダイレクトに豆に火があたるので深煎りのコーヒーは見違えるような苦さが出ます。

反対に熱風(完全熱風)式は直接窯から火が豆に触らない構造ですので焦げる心配はありません。
全体にほどよく熱源が回りますので均等にこんがりと仕上がります。
そのため熟練豆の腕でも香ばしいコーヒーを煎ることができます。現在はこのタイプが主流です。
デメリットは深煎りのダイナミックな苦味が弱くなる傾向にあります。
浅い煎り(シナモンロースト)・中煎り(ミディアムロースト)は得意でも深煎り(フレンチロースト)は苦手ともいえます。